住まいについて
間があいてしまいました。
今回は、住まいについてです。
建築家は、住まいについて常に考えています。
空間の見え方、光の入り方、視線の抜け方など、経験値と本などからそれぞれの心地よさやデザインの良さを模索しています。
個人的な意見ですが、住まうということを考えている建築家ですが、住むということについてはなかなか実践できません。
事務所勤めともなれば、朝から晩まで仕事仕事、住宅は休日に打合せが多いので、休日がつぶれる日々はあたりまえとなっています。
そんな中、実際に設計した住宅に住むという経験をできている方は少ないと思います。
住宅を設計していく中で、経験値から心地良さだったり、出てくる問題点などは理解しているつもりでした。
ただ独立して自宅兼事務所で始めてみてからというもの、一日を通して長い時間設計した家に住むということを経験して見えてくるものがたくさんありました。
この経験から確証を得て更にオススメできることや、住んでみたからこそわかる問題点などをより明確にお伝えすることができると思います。
個人的にですが、デザインが気に入って依頼するだけというのなら、見た目で決めていただければ十分かと思いますが、住まうことについてしっかり考えていきたい方は、その建築家がしっかり住んでいるかを見られると良いと思います。