「もの」から「こと」に変える家づくり
ゴールデンウィーク前、図書館で借りた本に今まで言葉にできなかった考えが、ズバリ載っている本と出会いました。
分野がまったく違う本が、何故かその棚にあるのを見かけてふと手に取り借りてみることに。
以前、「家を買う」と言われた方に「家をつくる」という考え方にしましょうとお話したことがありました。
「買う」というのは「もの」であって、「つくる」というのは「こと」にあたるなと読んでいて思いました。
「もの」とは住宅の品質など、「こと」とは家づくりの過程で起きるすべてのことを体験し学ぶということといった内容でした。
その家族だけの特別な時間と要望、いろいろ相談して悩んで決めていく過程と、人生でほぼ初めての工事をする多くの方々との交流や形式を経験されます。
「買う」だけでは、経験できない多くのことを学び、一つひとつが思い出になり、愛着のわく家となっていくものです。
愛着がわくことで家のメンテナンスもされ、家の寿命も延びていきます。
家づくりは、「買う(もの)」のではなく、「つくる(こと)」ものだと考えていただけると、長く過ごす家というものがとても素敵な場所になると思います。
新築でもリノベーションでも、セルフビルドでも、考え方を少し変えてみませんか?