植栽について
段々と暖かくなり、気持ちの良い季節になってきました。
桜も満開となり、お花見されている方が多いのではないでしょうか。
満開をむかえると、今度は散りゆく桜が風流ですね。
季節によって様々な変化を楽しませてくれる落葉樹は、住環境にも大きな恩恵を与えてくれます。
夏の暑い日差しは葉で遮り、冬の暖かい日差しは葉を散らすことで届けてくれます。
高気密、高断熱の住宅が基本となりつつありますが、自然の恩恵を上手く利用した上で、更に機能性を高めていくということを考えていきたいものです。
上手に自然と付き合うことで、真夏でもエアコンをそれほど使うことなく過ごせますし、冬の陽射しが部屋に差し込む日中などは暖房をつけなくても暖かく過ごせることもあります。
もちろん個人差はありますし、常時エアコンの中で生活されている方には物足りないかもしれませんが、自然のエネルギーで環境を整えることは、心にも身体にも気持ちの良い生活ができるのではないでしょうか。
最近では、お手入れを気にされて背の低い植栽しか入れられない方や、まったく植えられない方も多いようです。
また始めは形がよかった植栽も、自身で剪定することで形が崩れてしまうというので、お手入れのコストを心配される方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめしたいのは、雑木の庭です。
森や林のようなイメージで庭に木々を植えることで、自然の樹形を楽しみながら、伸びる枝振りも自然のままで気にならないのです。
そうすることで、季節の変化を楽しみつつ、陽射しのコントロールもできます。
植栽を必要だとお考えの方は、一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
最近では、雑木の庭について取り上げられた本も多くでていますので、少し実践されるのも良いかと思います。